単一指向性の収音パターン, 近接効果 – IK Multimedia iRig Mic User Manual

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単一指向性の収音パターン

iRig Micには単一指向性のカーディオイド・カプセルが装着されています。単一指向性のマイクは、正面から届いた

音声を収音して、側面および背後から届いた音は収音しないように設計されています。この特性により、ボーカル、ス

ピーチ、楽器、インタビューの収音時、周りのノイズを拾いすぎず、求める音に焦点を絞った収音が可能となります。

備考: モバイル機器本体に実装されたマイクロフォンでは、あらゆる方向から届いた音を収音するオムニ(全指向

性)

・パターンが採用されています。これは、デバイスと音源の位置関係があいまいなハンズフリー通話などには最

適な仕様ですが、ボーカル、楽器などに焦点を絞った収音には向きません。iRig Micを使うと、単一指向性ならでは

の周辺ノイズの混入を抑えたクリアな音に驚かれることでしょう。

近接効果

iRig Micで採用されている単一指向性のカプセルには、音源とマイクの距離によって低域レスポンスが変化する近

接効果があります。
• 低音域の強調された、暖かい音を収音したい時は、音源をマイクに近づけると良いでしょう。
• 明るく、軽やかな音を収音したい時は、マイクを音源から25 cm以上離れた位置に配置することをおすすめしま

す。

近接効果は、ボーカルだけでなく楽器の収音時にも発生するので、求める音質に応じてマイクの位置を調整してみ

てください。

iRig Micの側面、背

後から届いた音:

収音されません。

iRig Micの正面

から届いた音:

収音されます。

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