6.ホットスペアディスク(hot spare) – NEC Disk Array Controller N8103-89 User Manual

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1-6.ホットスペアディスク(Hot Spare)

ホットスペアディスクとは、冗長性のある

RAID レベルで構成されたロジカルドライブ配

下の

HDD に障害が発生した場合に、代わりに使用できるように用意された予備の HDD で

す。

HDD の障害を検出すると、障害を検出した HDD を切り離し( オフライン)、ホットス

ペアディスクを使用してリビルドを実行します。ホットスペアディスクには以下の

2 種類

の設定があります。

設定

特徴

Global Spare

どのロジカルドライブの

HDD が故障した場合でもホットスペアディス

クとして機能します。メディアパトロールを実行することが可能です。

Dedicated Spare

指定したロジカルドライブの

HDD が故障した場合のみ、ホットスペア

ディスクとして機能します。メディアパトロールを実行することが可能
です。

ホットスペアディスクを設定するためには、本製品の管理ユーティリティ
Web-based Promise Array Manager(以降「WebPAM」と呼ぶ)のインストー
ルが必要です。

ホットスペアディスクを使用したリビルド「スタンバイリビルド」について
は『第

3章本製品の機能について』を参照してください。

Free』ディスクについて

Free』ディスク(ロジカルドライブやホットスペアディスクに割り当てられていない未構

成の

HDD)も、『Global Spare』と同様に、故障した HDD の代わりとして機能します。ホッ

トスペアディスクと『

Free』ディスクの両方が存在する構成では、ホットスペアディスク

が優先的に使用されます。

ただし、『

Free』ディスクに対しては、メディアパトロールを実行することができないため、

ホットスペアディスクに設定して使用することを推奨します。

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